ロサンゼルス・レイカーズにとって、シーズン最終盤で非常に重いニュースが入った。ルカ・ドンチッチが左ハムストリングのグレード2損傷により欧州で治療を受ける見込みとなり、レギュラーシーズン残り試合の欠場が濃厚になっている。回復にはおよそ1カ月を要する可能性があり、プレーオフ1回戦の一部にも影響する恐れがある。すでにオースティン・リーブスも離脱している中で、レイカーズは一気にボールハンドラーと得点源を失う苦しい状況に追い込まれた。
ドンチッチは今季、得点、アシスト、スティールでチームの中心を担ってきた。単に数字を残すだけでなく、攻撃の入口として相手の守備を動かし、味方の得点機会を作る役割が大きかった。その不在は、レブロン・ジェームズにかかる負担を大きく押し上げる。レブロンはいまだにハイレベルな司令塔だが、シーズン終盤からプレーオフにかけてすべてを背負わせる運用はリスクが大きい。しかもリーブスまで欠くため、終盤のクロージングラインアップやセカンドユニットの組み立てにも影響が及ぶ。
チーム事情として深刻なのは、順位争いのタイミングでこのアクシデントが起きた点だ。上位シードを確保できるかどうかは、ホームコートアドバンテージや初戦の組み合わせに直結する。レイカーズはすでに3位争いの最中にあり、この終盤戦で勝ち星を落とせば4位、5位への後退もあり得る。そうなると、ただでさえ負傷者を抱えた状態で難しい対戦を引く可能性が高まる。レギュラーシーズン終盤の数試合は、単なる消化試合ではなく、プレーオフの難易度を左右する重い意味を持っている。
今後の焦点は二つある。第一に、ドンチッチの回復過程がどこまで順調に進むか。第二に、その間をどうしのぐかだ。レブロンが攻撃の起点になるのは当然としても、周囲の選手がどれだけプレーメークを分担できるかが重要になる。ディフェンスとトランジションで失点を抑え、ハーフコートではシンプルなセットで確実に得点する――そんな現実的な戦い方が求められる。レイカーズは依然として経験値の高いチームだが、現状は楽観できない。プレーオフ直前に訪れたこの負傷は、シーズン全体の評価を左右しかねない大きな分岐点である。

