ダラス・マーベリックスは4月13日、シカゴ・ブルズを149-128で下し、レギュラーシーズン最終戦を大勝で終えた。シーズン全体を見れば物足りなさの残る終盤だったが、この一戦では若手と新戦力が強いインパクトを残した。最大の主役はライアン・ネムハードで、15得点9リバウンドに加えて23アシストを記録。ジェイソン・キッドHCの球団記録にあと2本まで迫る圧巻の数字だった。
試合は序盤からダラスが一方的に流れをつかんだ。早い段階で16-0のランを作り、前半だけで80得点。ジョン・ポウラキダスが28得点、タイラー・スミスとAJ・ジョンソンも20得点ずつと、複数の若手がテンポ良く得点を重ねた。ムサ・シセも17得点20リバウンドでインサイドを支配し、相手に反撃のきっかけを与えなかった。
気掛かりなのはクーパー・フラッグの負傷だ。第2クォーターに足首を痛めて退いたが、それまでに10得点を記録していた。ダラスにとって今後を考えるうえでも重要な若手だけに、状態の確認は欠かせない。ただ、この試合自体は若い選手たちの伸びしろを感じさせる内容だった。苦しいシーズンだったからこそ、来季へつながる材料を最後に得られた意味は大きい。
マーベリックスはこの勝利でシーズンを締めたが、最終戦で見えたのはチームの再建材料だ。ボールを動かせるガード、走れる若手、リバウンドで勝負できるビッグマン。今後ロスターがどう整理されるにせよ、ネムハードの23アシストは単なる記録以上の価値を持つ。停滞感のあったシーズンの最後に、未来へつながる明るい光を見せた試合だった。
ダラスは順位面で大きな意味のない試合だったが、だからこそ若手の判断力や連携の質を確認できた意味がある。大量点の背景には、ただシュートが入っただけでなく、ネムハードを起点に全員が走り、ボールが止まらなかったことがある。来季の再建を考えるうえで、この最終戦は数字以上に価値のある材料を残した。
ポストシーズンや来季への接続という意味でも、このニュースは単発で終わらず、今後のチーム評価を左右する材料として注目される。

